口の中が蒼白

もしも愛犬の口の中が蒼白になっていたら~急性腎不全やネフローゼ症候群などの疑いアリ~

「うちの愛犬の口の中が血の気がなく、白くなっているな」と感じたら、要注意です!
もしも愛犬の口の中が蒼白になっている場合、下記の疾患が疑われます。

溶血性貧血

犬の溶血性貧血(ようけつせいひんけつ)とは、何かしらのきっかけによって犬の免疫機能に異常がおこり、血液中の赤血球が破壊されることにより、全身へ酸素が行き渡らなくなってしまった状態を言います。
溶血(ようけつ)とは赤血球が破壊されることを意味します。
赤血球は血液細胞の一つで色は赤く、肺から得た酸素を取り込み、体の隅々の細胞に運び供給する役割を担っています。
ですから溶血が起こると赤血球の酸素運搬能力が低下し、全身が酸欠状態に陥ってしまうというわけです。

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再生不良性貧血

犬の再生不良性貧血(さいせいふりょうせいひんけつ)とは、骨の中にある骨髄が脂肪組織に置き換わり、正常な血液が造られなくなってしまう状態のことです。
「汎血球減少症」(はんけっきゅうげんしょうしょう)とも呼ばれます。
四肢の骨、肋骨、背骨の中には「髄腔」(ずいくう)と呼ばれる空間があり、その中は「骨髄」(こつずい)と呼ばれる組織で埋め尽くされています。

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急性腎不全

犬の急性腎不全(きゅうせいじんふぜん)とは、腎臓が突然機能不全に陥り、体にとって有害な物質を体外に排出できなくなった状態を言います。
慢性腎不全では数ヶ月~数年かけて徐々に腎臓の機能が低下していきますが、急性腎不全の場合はたった1日で急激に悪化します。
多くの場合、何の前触れもなく突然出現します。

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慢性腎不全

犬の慢性腎不全(まんせいじんふぜん)とは、尿のろ過を行っているネフロンが緩やかに壊れていき、腎臓が慢性的に機能不全に陥った状態のことです。
急性腎不全ではたった1日で腎臓の機能が破壊されますが、慢性腎不全では数ヶ月~数年かけて徐々に破壊されていきます。
慢性腎不全は治るものではなく、元に戻らない進行性の疾患で、治療の目的は少しでも腎不全の進行を遅らせることです。

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急性糸球体腎炎

犬の急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)とは、腎臓内部にある糸球体と呼ばれる部分に急性の炎症が発生した状態を言い、急性腎炎とも呼ばれます。
糸球体(しきゅうたい)は、腎臓を構成している機能単位であるネフロン内部に含まれた毛細血管の塊のことです。

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ネフローゼ症候群

犬のネフローゼ症候群とは、腎臓の糸球体(しきゅうたい)という部分の障害によって高濃度のたんぱく尿になり、血中のたんぱく濃度が極端に低下した状態を指す腎臓疾患群の総称です。

腎臓の機能単位であるネフロンの中には糸球体と呼ばれる血管の塊があり、ここが機能不全に陥ると血液の正常な濾過ができなくなります。

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水腎症

犬の水腎症(すいじんしょう)とは、尿を排出する管の通りが悪くなり、腎臓内部におしっこがたまってふくらんでしまった状態を言います。
尿は、腎盂(じんう)と呼ばれる部分に集められます。
その後、尿は尿管を通って膀胱に溜まり、尿道を通って体外に排泄されます。
この尿の一連の流れが何らかの原因で止まり、腎盂に尿がたまってしまい大きく広がってしまった状態を水腎症といいます。

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尿毒症

犬の尿毒症(にょうどくしょう)とは、腎臓の機能が著しく低下することで尿素を含む老廃物や毒性物質の排出がうまくいかず、血中の老廃物濃度が高まってしまった状態を言います。
腎臓内では糸球体(しきゅうたい)と呼ばれる網目状の血管網に血液を通し、血圧によって老廃物をろ過します。
しかし腎臓を通る血液の量が減少したり、血圧が弱まると、糸球体でのろ過能力が悪化したり、全くの機能不全に陥ることがあります

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