左右に揺れている

もしも愛犬の眼が左右に揺れていたら~水晶体脱臼や前庭神経炎などの疑いアリ~

「なんだか愛犬の眼が左右に揺れているな」と感じたら、要注意です!
もしも愛犬の目が左右に揺れている場合、下記の疾患が疑われます。

水晶体脱臼

犬の水晶体脱臼とは、眼球のレンズに相当する「水晶体」と呼ばれる透明な部分が、正常な位置からずれてしまった状態のことです。

水晶体には通常、隣接する「毛様体」(もうようたい)から伸びる「毛様小帯」(もうようしょうたい, or チン小帯)と呼ばれるテーブルが付いており、 定位置からずれる事はありません。
しかし何らかの理由でこのケーブルと水晶体の連結が分断されてしまうと、水晶体が自由に動けるようになり、前に行ったり後ろに行ったりするようになります。

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内耳炎

耳の構造は外側から外耳、中耳、内耳に分けらています。
犬の内耳炎とは、耳の奥にある内耳と呼ばれる部位に炎症が発生した状態のことです。

内耳は聴覚に関わる「蝸牛」(かぎゅう)という器官と、バランス感覚に関わる「三半規管」(さんはんきかん)という器官から構成されており、聴覚と平衡感覚に関係する神経が伸びてきています。

「蝸牛」は「蝸牛神経」を通して音を脳に伝えます。
「三半規管」は「前庭神経」(ぜんていしんけい)を通して体の位置情報を脳に伝えるのが役割です。
両方を合わせて「内耳神経」(ないじしんけい)、もしくは「第八脳神経」といいます。
内耳炎の症状は、蝸牛神経と前庭神経のどちらに炎症が発生したかによって違ってきます。
内耳炎でみられる神経症状は、他の重大な病気の可能性も考えられますので、状況によりさまざまな検査の実施を行う必要があります。

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小脳障害

犬の小脳障害(しょうのうしょうがい)とは、主に運動機能をつかさどる小脳に病変が生じることにより、正常に動くことができなくなってしまった状態を言います。

小脳は大脳の後ろについている小さ目な脳のことで、主に平衡感覚や姿勢保持に関わり、「体のバランスを保つ」、「眼球運動を調整する」、「感覚と運動を連携させる」といった役割を担っています。
この脳に障害が発生すると、上記全ての機能が大なり小なり影響を受け、様々な症状を示すようになります。

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前庭神経炎

犬の前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)とは、脳神経の一種である前庭神経(ぜんていしんけい)に炎症が発生し、主に平衡バランス感覚が障害を受けた状態を言います。

犬の耳の奥には「内耳」と呼ばれる部分があり、そこにカタツムリのような形をした「蝸牛」(かぎゅう)と呼ばれる器官と、プレッツェルのような形をした「三半規管」(さんはんきかん)が、骨の中にすっぽりと収まっています。

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