腹部を触ると痛がる

もしも愛犬の腹部を触ると痛がったら~胃捻転や前立腺炎などの疑いアリ~

「うちの愛犬のお腹を触ると痛がるな」、「うちの子のお腹を触るのを嫌がるわ」と感じたら、要注意です!
もしも愛犬の腹部を触ると痛がる場合、下記の疾患が疑われます。

細菌性腸炎

犬の細菌性腸炎とは、細菌によって腸炎が引き起こされた状態を示す広い概念です。
代表的な細菌はサルモネラ菌、クロストリジウム菌、カンピロバクター菌、スピロヘータ、大腸菌、プロテウス菌、緑濃菌などです。

サルモネラ菌は小腸に定着して細胞内に侵入し、腸間膜のリンパ節で増殖しながらエンテロトキシンと呼ばれる毒素を産生します。腸炎を引き起こす主犯格はこの毒素です。

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イヌ伝染性肝炎

犬のイヌ伝染性肝炎とは、アデノウイルス科に属するイヌアデノウイルス1型によって引き起こされる感染症です。
感染犬の尿・唾液などの分泌物が、口の中に入ることによって感染しますが、空気感染はしません。
特に1歳以下の幼犬において致死率が高く、成犬では不顕性感染(ウイルスに感染しているが症状がない状態)を示すことが多いという特徴があります。

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ジステンパー

犬のジステンパーとは、犬ジステンパーウイルス(CDV)に感染することによって発症する感染症です。
イヌ科動物に対して高い感染性がありますが、ネコ科、イタチ科、アライグマ科、スカンク科、アザラシ科、ジャコウネコ科など、ほとんどの食肉目(しょくにくもく)の動物に感染します。
なお人間に感染することもありますが、麻疹(はしか)に対する免疫があれば症状が出ることはまずありません。

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イヌヘルペス感染症

犬のイヌヘルペス感染症とは、イヌヘルペスウイルス(CHV)によって引き起こされる感染症です。
イヌヘルペスウイルスは世界中の犬で普通に見られるありふれたウイルスで、オオカミやコヨーテなど、他のイヌ科動物にも感染することが確認されています。
成犬ではほとんど無害ですが、体温調整能力や免疫力が未発達な生後間もない子犬に感染した場合は、腎臓、肺、肝臓などの壊死により大半が死に至ります 。

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慢性胃炎

犬の慢性胃炎とは、胃の粘膜に繰り返し炎症が起こる状態のことです。
急性胃炎が治まらず、1週間以上持続したときにこう呼ばれます。

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胃捻転

犬の胃捻転(いねんてん)とは、膨れ上がった胃がねじれてしまった状態のことです。
特に大型犬に比較的多く見られますが、小型犬でも起こります。
空気を飲み込んだり胃の中でガスが異常発酵することによって病的に膨らんだ状態(胃拡張, いかくちょう)を前段階とすることもあり、その場合は「胃拡張胃捻転症候群」(GDV)と呼ばれることもあります。

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胃潰瘍

犬の胃潰瘍(いかいよう)とは、胃壁を深く損傷し、胃の粘膜が傷ついてでこぼこになった状態のことです。
胃潰瘍には、ゆるやかに経過する慢性と突然発症し急激に進行する急性があり、症状も軽度なものから最悪の場合、命を落とす可能性のあるものまで様々です。

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腸垂積

犬の腸重積(ちょうじゅうせき)とは、腸の一部が内側にめくれ、腸管の中に入り込んでしまい、抜けなくなった状態を言います。
1歳に満たない幼犬に起こりやすく、腸閉塞を併発しやすい為、とても重篤な病気です。

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腸閉塞

犬の腸閉塞(ちょうへいそく)とは、腸に何かが詰まって正常に機能しなくなった状態のことです。
閉塞の状態によっては腸が破れてしまうことなどにより、最悪の場合は命にかかわることもあります。

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便秘

犬の便秘とは、腸の中に便がたまり、長いこと排出することができない状態を言います。
理想の排便回数は、1日2食の場合であれば、2回排便があることが理想的です。
丸1日排便しないことはあっても、2日間排便しないというのは明らかに異常と考えた方がいいでしょう。

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横隔膜ヘルニア

犬の横隔膜ヘルニアとは、胸部と腹部とを隔てている横隔膜という筋肉の膜が破れたり裂けたりして、腹部の臓器が傷口から胸の内部に入りこんでしまった状態のことです。
横隔膜(おうかくまく)とは 、肺や心臓のある胸腔(きょうくう)と、胃や腸などがある腹腔(ふっくう)とを分け隔てる膜で、筋肉によってできています。

この横隔膜に損傷が生じてしまうと、腹部の臓器が胸腔内の臓器を圧迫し、呼吸困難などの症状を引き起こします。

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前立腺炎

犬の前立腺炎(ぜんりつせんえん)とは、前立腺に細菌が感染し、激しい痛みを伴う炎症を引き起こしてしまった状態を言います。
前立腺とは、オスの膀胱の根元にある副生殖腺で、尿道を取り囲むかたちで存在しているオスにのみある生殖器です。

主な働きは前立腺液を分泌し、精嚢(せいのう)から分泌された精嚢液を、精巣で作られた精子と混合して精液を作ること、および射精時における収縮や尿の排泄を補助することなどです。

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子宮内膜炎

犬の子宮内膜炎とは、子宮の内部などに細菌が侵入してしまい、子宮の内部を覆っている子宮内膜(しきゅうないまく)と呼ばれる部分に炎症が発生した状態のことです。

発情が止まっている時期における子宮は、内外の子宮口をぴったりくっつけて子宮頚管(しきゅうけいかん)を閉ざし、外部との交流をシャットアウトしています。

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膵炎

膵臓は、タンパク質や脂肪、炭水化物を分解する消化液を出し、血糖値をコントロールするためにインスリンを出す大切な役割を担っている臓器です。
膵炎は、血糖値のコントロールと栄養分の消化を担当しているその膵臓(すいぞう)に炎症が発生した状態のことです。

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胆嚢障害

犬の胆嚢障害(たんのうしょうがい)とは、胆嚢(たんのう)と呼ばれる巨大なそら豆のような臓器に障害が生じた状態のことです。
胆嚢は総肝管(そうかんかん)を通して上にある肝臓と接続し、総胆管(そうたんかん)を通して下にある膵臓や十二指腸と接続しています。
役割は、肝臓から分泌される「胆汁」(たんじゅう)を受け取って濃縮し、十二指腸からの指令を受け取って十二指腸内に放出することです。

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