散歩中の犬の安全を守る上で、「ヒール」や「ツイテ」をしつけておく事はとても重要です。
「ヒール」:飼い主を追い越す事なく、左側に寄り添って歩く事
「ツイテ」::飼い主を追い越す事なく、右側に寄り添って歩く事
- 犬のヒールのしつけについて
- ヒールのしつけについて
- ハンドシグナルを教える
- ごほうびを徐々に減らす
- ツイテのしつけについて
犬のヒールのしつけについて
NG例:なかなか自分の横に来てくれない犬を、力ずくリードを引っ張る事。
犬の首への負担が大きい事と、「リード=怖い」とイメージしてしまう恐れがあります。
まずは「犬のしつけの基本理論」をしっかりと理解しておいて下さい。⇒犬のしつけの基本
また犬の集中力は10分~15分程度です。集中力が無くなってきたと感じたら、潔くしつけを中断しましょう。
ヒールのしつけの手順
- リードに慣らし、リーダーウォークのしつけを終えておきましょう。
- まずは後ろからヒールポジション(左側)に移動する練習をしましょう。
右手でリードを持ち、4~5m程度を往復運動しましょう。方向転換の際に「回れ右」をして下さいです。
「回れ右」をするたびに犬は少し遅れますので、左手に持っていたおやつで、左側に誘導してあげましょう。
ヒールポジションに着いた瞬間「いいこ」などとほめ、おやつをあげて下さい。 - 今度は犬が飼い主よりも前にいる状態からヒールポジションにさせる練習をしましょう。
犬の気を引くおもちゃなどを床や地面に置き、その周りを反時計回りでぐるぐる歩きます。
犬はおもちゃが気になり、飼い主の横や前方に出ようとします。
リードがピーンと張ったら歩くのをやめ、犬が戻ってくるのを待ちましょう。 - ヒールポジションに着いたタイミングで左手に持ったごほうびを与えます。
- (犬がなかなかこちらを向かない場合は、名前を呼ぶのではなく、口笛や舌を鳴らして気を引いてください。)
- ヒールポジションに着いたタイミングで「いいこ」とほめ、ごほうびを与えて下さい。
犬のポジションが、しっかりと真横ではない場合、おやつで犬の鼻先を誘導しながら自分の左側に誘導して下さい。 - ヒールポジションに十分慣れたら、②を行い、ヒールポジションにつく瞬間に「ヒール!」とはっきり言って下さい。ヒールポジションに着いたら、「いいこ」とほめ、おやつをあげて下さい。
- 同様に、③も行い、ヒールポジションにつく瞬間に「ヒール!」とはっきり言って下さい。ヒールポジションに着いたら、「いいこ」とほめ、おやつをあげて下さい。
- 最後に確認をしましょう。
まずノーリードの犬から離れ、アイコンタクトを取った状態で「ヒール!」と指示を出してみましょう。ヒールポジションに来てくれたら成功です。
ハンドシグナルを教える
犬の耳が不自由な場合や騒音の中など、声が聞き取れない状況でも指示を出せるように、ハンドシグナルも覚えさせましょう。
大切なペットの具合が悪くなり、動物病院へ行くと、
かなりの請求金額になる事はよくあります。
ケガや病気で手術が必要となった場合、
「入院費+手術代で120,000円」ですとなったら、
どうしますか?
いざという時の為にも人間と同様に保険には加入を検討してみて下さい。
保険料よりも補償内容をきちんと比較する必要があります。
保険料の安さだけで選んだら、いざ、病院に行ったら、
「こちらは保険外です」なんて事にならないように、
ワンちゃんの為にも、飼い主様の為にも、しっかりと各社を比較して、
ご自分と愛するペットに最適な保険を選びましょう!
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犬の耳が不自由な場合
「手のひらを後ろに向けて腕を斜め45度に突き出す」というハンドシグナルを例にします。
- 【ヒールのしつけについて】の①~⑤までは同じです。
- ヒールポジションにつく瞬間にハンドシグナルを出すという練習を根気よく繰り返して下さい。
犬の耳が不自由でない場合
- 【ヒールのしつけについて】を全て終わらせます。
- ハンドシグナルを出してから、「ヒール!」と指示をして下さい。
- 指示語を出すときの声を少しずつ下げていきましょう。
最終的にはハンドシグナルだけでヒールポジションにつける状態にしましょう。
ごほうびを徐々に減らす
犬がしっかり「ヒール」を覚えたら、おやつを与える回数を「2回に1回→ 3回に1回→ 4回に1回・・・」と少しずつ減らしていきます。
最終的には「いいこ」などの褒め言葉だけで済ませるようにしましょう。
ただし、たまには犬の大好きなおやつをランダムであげて下さい。それにより、しつけが強化されるようになります。
ツイテをしつける
「ツイテ」とは、犬が飼い主の体よりも前に出ない状態で右側に寄り沿うことです。
手順は「ヒール」と同じように行いましょう。
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