犬の門脈体循環シャント(もんみゃくたいじゅんかんしゃんと)

 本来肝臓に入るべき胃腸からの血液が、「シャント」と呼ばれる異常な血管を経由して、解毒を受けないまま全身を巡ってしまうことです
 胃腸からの血液には、アンモニア、メルカプトン、短鎖脂肪酸など数多くの毒素が含まれており、適切な解毒を受けなければ体に害を及ぼしてしまいます。この解毒業務を受け持っているのが肝臓です。正常であれば、胃腸からの血液は門脈(もんみゃく)と呼ばれる専用の血管を通じて肝臓内に入り、そこで解毒を受けて全身を巡る血液循環(体循環)に合流します。しかしシャントにおいては、門脈から体循環につながる血管に近道ができてしまっているため、解毒を受けていない血液がそのまま体循環に混入してしまいます。その結果、有害な物質が体の各所に届くようになり、様々な弊害を生み出すと同時に、肝臓が栄養失調に陥って小さく萎縮してしまいます。

 本来あってはならない異常な血管である「シャント」が肝臓の中にあるタイプが「肝内性シャント」、肝臓の外にあるタイプが「肝外性シャント」です。シャントは1本だけのこともあれば、複数同時に存在していることもあります。

主な症状
肝性脳症に伴う異常行動
☆食欲不振
☆尿結石
☆血尿
☆尿の1回量が少ない
☆おしっこの回数が多い
☆尿酸アンモニウム血症

 シャントのある犬は、肝臓でのアンモニアから尿素への代謝が低下し、血液中のアンモニア濃度が異常に高まる「高アンモニア血症」に陥ります。また窒素代謝異常のため血液中の尿酸濃度が異常に高まる「高尿酸血症」を起こします。結果として、代謝されなかったアンモニアと尿酸の尿中濃度が異常に増加し、おしっこの中に尿酸アンモニウムの結晶が現れたり、ひどいときには結石を作ることもあります。肝臓の障害が尿結石として現れるのは、こうしたメカニズムによるものです。

たった55秒でペット保険の無料資料請求

 大切なペットの具合が悪くなり、動物病院へ行くと、
 かなりの請求金額になる事はよくあります。

 ケガや病気で手術が必要となった場合、
 「入院費+手術代で120,000円」ですとなったら、
 どうしますか?
 
 いざという時の為にも人間と同様に保険には加入を検討してみて下さい。

 保険料よりも補償内容をきちんと比較する必要があります。
 保険料の安さだけで選んだら、いざ、病院に行ったら、
 「こちらは保険外です」なんて事にならないように、

 ワンちゃんの為にも、飼い主様の為にも、しっかりと各社を比較して、
 ご自分と愛するペットに最適な保険を選びましょう!

 大切なペットの保険選びの前に「無料資料請求」はこちら ⇒ 保険スクエアbang!/ペット保険

 

犬の門脈体循環シャント(もんみゃくたいじゅんかんしゃんと)の主な原因

 

犬の門脈体循環シャント(もんみゃくたいじゅんかんしゃんと)の主な治療法

  • 現れた症状に対するその場その場の治療が行われます。具体的には、肝性脳症に対する輸液や投薬、腹水に対する利尿剤、尿石症に対する結石の除去、血液凝固異常に対する血小板の輸血などです。
  • シャントを「コンストリクター」と呼ばれる器具で遮断して、血液が流れないようにしてしまいます。「肝外性」よりも「肝内性」の方が難しいとされます。また、事前に異常血管の数をしっかりカウントしておかないと、結紮しないまま残してしまうことがあるため要注意です。
  • 他の疾患に続発する形でシャントが発生している場合は、まず元凶となっている病気に対する治療が行われます。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA