犬のネフローゼ症候群

 高度のたんぱく尿により血中のたんぱく濃度が極端に低下した状態を指す腎臓疾患群の総称です。
 腎臓の機能単位であるネフロンの中には糸球体(しきゅうたい)と呼ばれる血管の塊があり、ここが機能不全に陥ると血液の正常な濾過ができなくなります。その結果、本来であれば遮断されるはずの血中たんぱく質が尿中にもれ出てしまい、低たんぱく血症、および高たんぱく尿を同時に引き起こします。すると血管内外の浸透圧バランスが崩れて水分の異常な移動が起こり、体がむくむなどの症状として発現します。

主な症状
☆全身のむくみ
☆おなかがふくれる(腹水)
☆ぐったりして元気がない
☆食欲不振
☆高たんぱく尿
☆低たんぱく血症
☆血中コレステロール上昇

 

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犬のネフローゼ症候群の主な原因

 

犬のネフローゼ症候群の主な治療法

  • 別の疾病によってネフローゼ症候群が引き起こされている場合は、それらの基礎疾患への治療が施されます。
  • 現れた症状に対し、そのつど症状の軽減を目的とした治療が施されます。おなかに溜まった水が生活に支障をきたしている場合は、穿刺(せんし)によって水を抜きます。高血圧が認められる場合は食餌中のナトリウム(塩分)濃度を控え、場合によっては血管拡張薬を投与します。またやや血が固まりやすい傾向があるため、血栓を予防するための薬が投与されることもあります。
  • 高たんぱく食は糸球体への負担を増やすため、低たんぱく食が推奨されます。

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