体のある特定の部分にピンポイントで炎症が生じた状態のことです。具体的には、咀嚼筋(そしゃくきん)と外眼筋(がいがんきん)がターゲットとなります。
犬の咀嚼筋は、口を開ける時に作用する顎二腹筋(がくにふくきん)や、口を閉じるときに作用する側頭筋(そくとうきん)、咬筋(こうきん)といった複数の筋肉から構成されています。これらの咀嚼筋のうち、特に側頭筋と咬筋には「II型M線維」という特殊な筋線維が含まれていますが、犬の中にはこの筋線維を異物とみなし、攻撃を仕掛けてしまうものがいます。このようにして局所的な免疫反応が起こり、顎の外側ある筋肉にピンポイントで炎症が生じた状態が「咀嚼筋炎」です。眼球の動きをつかさどる外眼筋群にピンポイントで生じる「外眼筋炎」も同様のメカニズムで発生すると考えられています。
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主な症状 | |
☆咀嚼筋炎 | 口が開かない・食べるのを嫌がる・顎を触ると痛がる・筋肉の萎縮 |
☆外眼筋炎 | 両側性の眼球突出・目の動きがおかしい・斜視 |
犬の局所性筋炎の主な原因
- 咀嚼筋炎に関しては、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバー、ドーベルマンにおける発症率が高いとされています。また外眼筋炎に関しては、1歳未満のゴールデンレトリバーにおける発症率が高いとされます。
- 咀嚼筋炎にしても外眼筋炎にしても、原因はよくわかっていません。免疫抑制剤で症状が軽減することから、何らかの形で免疫系統が関わっていると推測されています。
犬の局所性筋炎の主な治療法
- 免疫を抑えるため、コルチコステロイドなどの薬剤が投与されます。症状が収まり次第、投薬量を徐々に減らしていきますが、投薬量が多いと医原性のクッシング症候群、逆に少ないと病気の早期再発を招いてしまいますので要注意です。
- 咀嚼筋炎において口を開けることができず自力で食事を摂取することができないような場合は、チューブによる強制給餌が行われることもあります。症状は軽くなったタイミングで流動食へと切り替えます。
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