犬の肝臓・膵臓の病気

犬がかかりやすい肝臓・膵臓の病気一覧リスト

肝臓の主な働きは3つあります。
1つ目は、犬たちの体に必要な蛋白の合成や栄養を貯蔵する事。
2つ目は有害物質が体内に入って際のの解毒と分解。
3つ目が食べ物の消化に必要な胆汁の合成や分泌になります。

犬たちが食べたものは胃や腸で吸収されやすい形に変えられた後、肝臓へ送られます。
そして肝臓で体に必要な様々な成分に加工されると、動脈を通って必要な場所に配られていきます。
例えば、食事などからとった糖質は、グリコーゲンとして肝臓に蓄えられ、夜間にエネルギー源として血中に放出されます。
利用されて不要になった老廃物は、今度は静脈を通って肝臓へ戻され胆汁へ排泄されます。
その老廃物の一部は再び吸収されて肝臓で再利用されます。
このように肝臓は栄養素の生産、リサイクルの中心となっています。

膵臓の主なは2つ。
1つ目は多くの消化酵素が含まれている「膵液」という消化液を分泌し、食べ物の消化を助けます。
2つ目はインスリンなどのホルモンを分泌し、血糖値を一定濃度にコントロールする働きです。
膵臓がダメージを受けたり、疲弊してインスリンの分泌が低下したりすると、血糖値が上昇し、糖尿病を招くことになります。

  • 犬伝染性肝炎
    犬の犬伝染性肝炎とは、アデノウイルス科に属するイヌアデノウイルス1型によって引き起こされる感染症です。
    感染犬の尿・唾液などの分泌物が、口の中に入ることによって感染しますが、空気感染はしません。
    ここでは、犬の犬伝染性肝炎の主な原因はもちろん、症状から対処法などをまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。

  • 急性肝炎
    犬の急性肝炎とは、肝臓に急な炎症が起こった状態を言います。重症化してしますと、慢性肝炎に移行することもあります。
    主な症状としては、食欲や元気がなく、嘔吐や下痢をするなどがあります。
    ここでは、犬の急性肝炎の主な原因はもちろん、症状から対処法などをまとめていますので、是非ご参考になさってください。

  • 慢性肝炎
    犬の慢性肝炎とは、肝臓に長期にわたって炎症が生じている状態を言います。
    慢性肝炎が続くと、肝硬変や肝性脳症になることがあります。
    ここでは、犬の慢性肝炎の主な原因はもちろん、症状から対処法、かかりやすい犬種などをまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。

  • 肝硬変
    犬の肝硬変とは、肝臓に慢性的な炎症が起こることで線維組織が増殖し、肝臓全体が硬く変質してしまった状態を言います。
    一度変性してしまった肝臓は、もはや元に戻すことはできません。
    ここでは、犬の肝硬変(かんこうへん)の主な原因はもちろん、症状から対処法などをまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。

  • 門脈体循環シャント
    この病気は肝臓に入るべき胃腸からの血液が、「シャント」と呼ばれる異常な血管を経由して、解毒を受けないまま全身を巡ってしまい、さまざまな症状が引き起こされます。

  • 膵炎
    膵臓は、タンパク質や脂肪、炭水化物を分解する消化液を出し、血糖値をコントロールするためにインスリンを出す大切な役割を担っている臓器です。
    膵炎はその大事な臓器である膵臓に炎症が発生した状態のことです。
    ここでは、犬の膵炎の主な原因はもちろん、症状から対処法、予防法などをまとめています。

  • 膵外分泌不全症
    膵外分泌不全症は、内分泌と外分泌とに分かれた膵臓の機能の内、外分泌機能が損なわれた状態のことです。
    膵外分泌不全にかかると、その消化酵素の分泌がほとんどされなくなってしまい、痩せていきます。

  • 胆嚢障害
    犬の胆嚢障害とは、胆嚢と呼ばれる巨大なそら豆のような臓器に障害が生じた状態のことです。
     胆嚢障害は、胆嚢を取り囲んでいる組織のどこか一つにでも異常があると発生します。

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