犬の噛み癖をしつけ直す 完全ガイド

 犬の噛み癖のしつけは人や他の動物などへの事故を予防する上でとても大切です。
ここでは、噛み癖がついてしまった犬のしつけ直しについて解説します。

  • 犬の噛み癖をしつけについて
  • しつけの準備
  • 歯牙脱換期を理解する
  • 他の犬を噛む場合
  • 特定の物を噛む場合
  • 人の手を噛む場合
  • 人の手を怖がる場合

犬の噛み癖をしつけについて

 NG例:手にじゃれついて遊んでいた時に噛んできた犬を叩いたり、抑えつけたりする事。
 「人の手=怖い」と認識してしまいます。それにより、逆に、自分の顔に近づいてくる手を噛み付くようになってしまう恐れがあります。

 まずは「犬のしつけの基本理論」をしっかりと理解しておいて下さい。⇒犬のしつけの基本

 また犬の集中力は10分~15分程度です。集中力が無くなってきたと感じたら、潔くしつけを中断しましょう。

しつけの準備

 ごほうびの中でも特に重要となるのがおもちゃです。「人間の手なんかよりも遥かに面白い!」と思わせるため、魅力的なものをなるべくたくさん用意しておく必要があります。
 犬の好みやその日の気分にとってベストなおもちゃは変わりますので、様々な種類を用意しておいたほうがよいでしょう。
 ただし子犬の歯はまだ小さく成犬のものに比べてもろいため、プラスチック、木、生皮(ローハイド)などあまりにも固いものは避けてください。
 また安くあげようとタオルやスリッパなど日用品で代用しないで下さい。「日用品は噛んでよい」と勘違いしてしまいます。

歯牙脱換期を理解する

 下記の時期が「歯牙脱換期」(しがだっかんき)と呼ばれ、口の中がむずむずするため、何でも口に入れたがります。
 この時期の子犬にとっては、何か噛む事はごく自然なことで、必要なことでもあります。
 ですからかじらないようにするのではなく、噛んでもよい物だけを口に入れるようにしてあげましょう。

時期 状況
生後3週目ごろ 乳歯が生え始める
生後2ヶ月 乳歯が生え揃う
生後4~5ヶ月 乳歯から永久歯に生え替わり始める
生後7~8ヶ月 永久歯が生え揃う
※犬の乳歯:通常上に14本と下に14本の合計28本

他の犬を噛む場合

 子犬が同居する他の犬を噛む場合:子犬たちはじゃれあいの中でお互いを噛み合い、どの程度の力で噛むと相手が痛がるのかを学んでいきます(噛み付き抑制)。

 子犬に兄弟がいない場合:パピークラス(パピーパーティ)という教室が開催されていますので、参加することをも考えましょう。

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特定の物を噛む場合

 子犬がある特定のものを噛む場合:噛んで欲しくないものを、子犬が届かないところに隠してしまいましょう。
 そのかわりに、子犬にとって魅力的なおもちゃを幾つか用意してあげてください。

 子犬が人間の手を噛む場合:「手で子犬をあやしてきた」という事が原因になっている事が非常に多いです。これは「人間の手=おもちゃ」と認識してしまいます。
 この場合のしつけ方法は下記の通りです。

 片手におもちゃを持ち子犬と遊ぶ
→子犬のテンションが上がって人間の手や足に甘噛みしてくる
→飼い主はリアクションせず黙って、用意していたおやつを子犬の鼻先に近付ける
→子犬がおやつを食べようとに口を開ける
→その瞬間、「いいこ」とほめ、おやつをあげる

※注意:子犬の噛み癖に限らず、しつけの際に重要なのが一貫性です。家族間や良く遊ぶ友人全員が同じ方針で子犬と接する必要があります。

人の手を怖がる場合

 飼い主やドッグトレーナーが、「しつけ」のつもりで体罰を行ってきたような場合、犬が「人の手=怖い」と認識してしまい、近づいてきた手を噛んでしまうことがあります。

 この「ハンドシャイ」と呼ばれる状態を直すためには、「人の手=怖くない」という事を徹底的に教えこむ必要があります。詳しくは「ボディコントロールのしつけ」の「ハンドシャイをなおす」を参照して下さい。

 

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